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体外受精

体外受精とは

体外受精‐胚移植(以下IVF-ETという)とは、精子と卵子を体外で受精させ、数日間、体外で培養し子宮へ移植することにより、妊娠の成立を試みる治療法です。1978年、イギリスのEdwards博士とSteptoe医師により、最初のヒトIVF-ETによる出産例が報告され、日本では1983年に、最初の体外受精児が誕生しました。日本において、IVF-ET実施治療周期総数は年間40万件、生殖補助医療における出生時総数は年間50000人を超えています。生殖補助医療は不妊治療に欠かせない治療となっています。

IVF-ET
年別 出生児数
ART妊娠率・出生率・流産率 2016

痛みに配慮

体外受精施行前に痛み止めを使用いたします。さらに静脈麻酔薬を使用し、採卵中の痛みをとります。術後も鎮痛剤をお持ち帰りいただきます。
1~2個の採卵では、麻酔時間は5分。5個以上では10~20分以上かかります。採卵個数が多くなると、麻酔時間が長くなりますので、術後の安静時間もながくなります。通常は、12時半ごろご帰宅になります。術後の体調は、個人差があります。当日午後は、自宅で安静にされることをおすすめします。

当院の特長

当院には生殖医療相談士が2名在籍しております。
また、保険医療・福祉サービスと連携しております。
お悩みの方は東京都の“不妊・不育ホットライン”もご活用ください。

体外受精は、以下のような方にすすめられます

  • 両方の卵管が閉塞している。
  • 男性の精子数・運動率が低い。
  • 原因不明不妊やタイミング法やAIHなどでも妊娠しない など。

体外受精の流れ

体外受精の治療のはじめに女性の卵巣の状態を評価し、卵巣を刺激するための最も適した方法を検討します。通常、自然の周期では一個しか排卵しませんが、体外受精周期においては なるべく多くの成熟卵を採取し複数個の胚を得るために、排卵誘発剤の注射(hMG製剤、FSH製剤など)を使用します。また、卵巣の状態によっては刺激の軽い、もしくは刺激をしない自然な方法がよい場合があります。周期においても異なりますので、その都度相談していきます。
採卵時は痛みが出る場合もありますので、麻酔を使用することもあります。取り出した卵は培養液に浸し、一定数の精子と媒精させます。3~7日間培養し、結果をお知らせします。

当クリニック 体外受精通院スケジュール例

「ART取り違い防止システム」導入

患者様からのお預かりする胚、精子をより安全に管理するため当クリニックでは「ART取り違い防止システム」を導入しております。採卵や移植、人工授精での本人確認はもちろん、卵子や精子を取り扱う際、容器間で移動がある場合にART取り違え防止システムを使用しております。ご夫婦の登録ができるので、採卵から胚移植・凍結といった一連の流れを、奥様とご主人様の両方のデータで管理しながら行うことができます。
みなさまに安心して不妊治療にのぞんでいただくため、細心の注意を払って取り組んでおります。

ART取り違い防止システム ART取り違い防止システム ART取り違い防止システム

凍結検体の保管期間延長・廃棄

凍結検体の保管期間延長または廃棄をご希望の際は申請書のご提出をお願いしております。
期限の2ヶ月前に郵送にてお知らせをいたしますが、下記より申請書をダウンロード・印刷いただくことが可能です。
必要事項にご記入いただき、当院までご郵送ください。

排卵誘発剤

卵巣を刺激し、排卵を起こさせる薬剤で、排卵障害のある方や自然周期によるタイミング法行っても妊娠の兆候がみられない場合に用いられます。内服薬と注射があり、一般的には注射の方が強い効果がみられます。内服薬は、月経の3~5日目から5日間用いられ、薬の効果を見ながら、薬の量が増えたり、使用期間が長くなったりします。また、他の薬と組み合わせることもあります。注射薬も多くの場合月経3~5日目頃から開始されますが、薬の種類、使用量、投与間隔、投与方法などは患者様により異なります。副作用として、どちらも多胎妊娠や卵巣過剰刺激の可能性が考えられますので、検査しながらすすめていきます。

子宮内膜着床能検査(ERA検査)

子宮内膜着床能検査(ERA検査)とは

子宮内膜の状態には、胚が着床できる受容期間(着床の窓)があります。通常、胚移植の日程決定は、子宮内膜日付診(組織学的基準に基づく方法)を用いて判断いたします。
しかし、着床の窓 つまり子宮内膜に胚が着床できる時間や時期には個人差があることが報告されています。ERA検査は、患者様個々の着床の窓を特定するための検査です。最適なタイミングでの胚移植をすることで、妊娠率を高めることを目的としています。

適応

  • 良質な胚を移植したにもかかわらず、着床に至らなかった方
  • 自分の着床に適した期間を知りたい方
  • 胚移植を行うタイミングを把握したい方
  • 移植できる胚が少ない方

検査方法

例といたしまして、ホルモン補充周期の場合は黄体ホルモン(P)投与開始日を0日とし、5日目に子宮内膜を採取します。自然周期の場合はhCG投与後もしくはLHサージ開始から約7日後に子宮内膜を採取します。この検査周期では移植は行いません。
なお、こちらはあくまでも推奨例であり、患者様と当院医師による最適な周期において子宮内膜採取を行っております。

注意事項

子宮内膜を採取するため出血、痛み等を伴う場合もございます。
ERA検査の結果が出るには、2~3週間ほどを要します。
検査結果によっては再検査・再々検査になる場合もございます。

精液検査について

精液検査について詳しくはこちら

お仕事しながら、子育てしながら通院できる

1.採血は朝8時から

卵巣の状態を確認するため、ホルモン採血が行われることがあります。通常ホルモン採血の結果がでるのに40~60分かかります。当院では、朝8時から採血(2019年2月より)を行っていますで、お仕事前に採血をして、夕方の予約の時間にホルモン結果と診察を受けることが可能です。

8:00採血 お仕事 ~18:00受診

2.駅から徒歩2分

3路線(JR中央線、西武多摩湖線、西武国分寺線)乗り入れている国分寺駅から徒歩2分。診察や注射のみの通院も負担が軽減されます。

3.採卵や胚移植の日程を相談可能

体外受精はしたいけれど、仕事や用事が入っていると、なかなか踏み切れませんね。当院では、生理周期をみながら、スタートする前の周期にご本人と大体のスケジュールを相談しております。採卵は、ほとんどの施設が朝行われております。それは、その後の卵の培養や発育などを考えると、その時間帯が一番良いからなのです。
ただ、いきなり2日前に『あさって採卵です』『あさって、胚移植です』といわれると、困る場合も。前もって、スケジュールをお知らせする、もしくはご本人のスケジュールにあった採卵スケジュールを組むことで、時間に追われる不安なく治療をしていただいております。
もし、スケジュールが合わない場合、月経周期をコントロールすることで、採卵スケジュールを調整しております。ご本人の卵巣機能によってはスケジュール調整が難しい場合もありますのでご了承ください。

4.自己注射

体外受精周期において卵胞を大きくさせる注射も、自己注射が可能です。医師とご相談ください。卵胞発育を確認後、通常、採卵2日前の夜に排卵を促す処置(注射もしくはスプレー)を行います。当院では、自己注射(オビドレル)をおすすめしており、夜間も家でゆっくりしていただくようにしております。

治療実績

胚移植を実施した方の、約4割の方が妊娠されています。
また、妊娠された方の半数が36歳~39歳の方でした。

年代別妊娠者数
妊娠に至るまでの移植回数
妊娠者の年代別割合
妊娠率

国分寺ウーマンクリニック

診療内容
不妊治療 産婦人科 婦人科
住所
〒185-0012
東京都国分寺市本町4丁目1−9
国分寺本町クリスタルビル5階
アクセス
国分寺駅北口より徒歩2
電話番号
042-325-4124

診療時間

日祝
9:00~12:00
13:30~15:00
15:00~18:00

休診日:水曜・土曜午後/日曜/祝日
月~土:採卵または移植周期の方は8時より血液検査可能
★:処置等
☆:木曜午後診療19:00まで
○:土曜診療14:00まで
婦人科:平日10:00~12:00/
15:00~17:00(水曜午前のみ)
お子様連れ(要電話予約):月曜・木曜 15:00~15:30
予約制になります。事前にお電話またはインターネットからご予約ください。
月初めは保険証をお持ちください。

※コロナ感染症予防の観点から、原則、受診者のみのご来院でお願いしております。