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顕微授精

顕微授精(細胞質内精子注入法:ICSI)とは

顕微鏡下にて、卵子細胞質内に精子を直接注入する技術です。重度の乏精子症、精子運動障害や抗精子抗体、原因不明の受精障害など、通常の体外受精では受精しない、または受精する見込みが低い場合に適応となります。
日本産科婦人科学会の報告によると、ICSI実施治療周期総数は年間約17万件です。

顕微授精

Piezo-ICSI

Piezo-ICSIは、従来のICSIよりも、より卵に負担をかけずに受精させることができます。
従来のICSIは、先端が尖った針を用い、透明帯を破る際に物理的に卵子に深く押し込み、卵細胞膜を吸引して破膜し、精子を注入します。
一方、Piezo-ICSIは先端が平らな針と微細な振動を用いることで、透明帯と卵細胞膜に負担なく精子を注入することができます。
当クリニックでは、顕微授精は全例Piezo-ICSIで行っております。

紡錘体観察(SL-ICSI)

ICSIでは通常、極体とよばれる部分を、6時か12時方向にして行います。これは、紡錘体と呼ばれる遺伝情報が含まれる部分を傷つけないようにするためです。紡錘体は通常、極体のすぐ下にあります。しかし、極体に対して紡錘体の位置がずれている卵子が存在します。このような卵子では、通常の3時方向から精子の注入を行った場合に、紡錘体を傷つける可能性が指摘されています。しかし、通常の顕微鏡では、紡錘体を見ることはできません、当クリニックには、その紡錘体を可視化できる装置が備わっております。紡錘体を確認すると、極体と紡錘体がずれている卵子の場合に、より安全にICSIを行うことができます。

紡錘体観察
紡錘体観察

形態学的精子選択術(IMSI)

より高倍率で精子の頭部を観察し、顕微授精をする手法をIMSIといいます。顕微授精では、運動性と形態が良好な精子を卵子に注入します。精子を選ぶ際、通常は顕微鏡の倍率を400倍にして行います。しかし、400倍での観察で形態良好な精子であっても、なかには頭部に空胞がある等、通常の倍率では確認できない形態異常を持つ精子もあります。IMSIでは、1000倍以上の倍率で精子の状態をより詳細に観察し、より良い形態の精子を顕微授精に用いることができます。この方法を用いることで、何回顕微授精をしても良い結果が得られていない患者様に対して、胚発生の改善や妊娠率の向上等が期待できます。

形態学的精子選択術(IMSI)

カルシウムイオノフォア処理

以前顕微授精をしたときに受精卵が得られなかった方や、受精率が低かった方、または重度の男性不妊の方に対して、「カルシウムイオノフォア処理」を行うことができます。通常の受精では、精子が透明帯に付着し、卵子の細胞膜と融合すると、卵子の活性化が起こります。その時、卵子の中ではカルシウムイオン濃度が高まります。顕微授精では、卵子に精子を注入した時に卵子活性化が引き起こされますが、その際にカルシウムイオン濃度が十分に高まらないことがあります。受精卵が得られなかった方や、受精率が低かった方は、カルシウム濃度が十分に高まらなかった可能性があります。そこで、顕微授精後の卵子にカルシウムイオノフォア処理を行うことで、受精率の向上を目指す方法になります。

国分寺ウーマンクリニック

診療内容
不妊治療 産婦人科 婦人科
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〒185-0012
東京都国分寺市本町4丁目1−9
国分寺本町クリスタルビル5階
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婦人科:平日10:00~12:00/
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お子様連れ(要電話予約):月曜・木曜 15:00~15:30
予約制になります。事前にお電話またはインターネットからご予約ください。
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※コロナ感染症予防の観点から、原則、受診者のみのご来院でお願いしております。