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不妊一般検査

不妊症とは

継続的に特定のパートナーと性交渉を行っていて、妊娠の兆候が一定期間(1年以上)みられない場合、不妊症と診断されます。子宮内膜症や卵巣のう腫など基礎疾患が存在する場合には、なるべく早めの検査治療が推奨されます。
また、不妊の原因は、決して女性だけの問題ではないので、男性パートナーの協力も不可欠です。不妊症の原因については、女性のみに原因がある場合41%。男性のみ原因がある場合24%、男女ともに原因がある場合24%と言われています。そのため、不妊症の検査は男女のパートナーともに受けることをおすすめしています。

不妊原因の割合

痛みに配慮

不妊検査は、痛みが伴うものと思っていませんか?

経腟超音波

経腟超音波検査

不妊検査では、子宮や卵巣を確認するのに膣から挿入する経腟超音波が必須の検査です。ただ、棒状の異物の挿入は不快を感じる人も多いのでは。
当クリニックの経腟超音波は、現存する経腟超音波では最小レベルのプローベを使用していますので、挿入時の違和感を最大限に少なくしております。しかも、最新の機能で卵胞の大きさや子宮内膜の状態を詳細に観察することができます。検査結果は、内診室のモニターでリアルタイムに自分で観察でき、診察室でさらに大きな画像で医師より説明いたします。

卵管検査

卵管が通っているかは、自然妊娠.人工授精を希望する方には重要な検査です。
一般に子宮卵管造影(X線、造影剤使用)では、子宮卵管造影という造影剤を使用しながらレントゲン撮影する手法が用いられています。しかし、これは検査に日数.時間がかかり(1~2日、数時間、病院の待ち時間)、検査予約、結果を聞きに行く、避妊(その周期1か月)、ヨードアレルギーの方には使用できない、放射線のリスクがあるなど、様々な問題があります。
また、子宮卵管造影(X線、造影剤使用)の感度は0.65(10人中3~4人は誤って閉塞と診断される)であり、診断に限度があるといわれています。(産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2017より)
しかも、痛い。子宮造影用のカテーテルを挿入したまま、レントゲン室までの移動が必要、また注入時の痛みで気を失うことも。
当クリニックでは、超音波子宮卵管造影子宮鏡下卵管通水法いずれかの卵管検査を選択できます。

  • 卵管検査をご希望の方へ
    1年以内の感染症の採血結果(HBV・HCV・梅毒・クラミジアIgG・クラミジアIgA)が必要になります。クラミジア抗体検査はIgG・IgA共に必要です(クラミジア抗原検査でも可能)。当院で感染症の検査を受けることも可能です(自費)。
    検査結果の確認後、卵管検査の説明・同意書のお渡し・予約となります。説明を受けられてない方および同意書のない方は、受診当日に卵管検査をお受けすることはできませんのでご注意ください。

超音波子宮卵管造影検査

痛みはほとんどの方がありませんが、ご希望の方は、検査前に痛み止めを使用することができます。
(14,700円 税込自費 別途再診料、薬剤料)
超音波子宮卵管造影検査(フェムビュー)について詳しくはこちら

子宮鏡下卵管通水法

子宮に細い管を入れて、子宮鏡で内腔を観察し、実際赤ちゃんができる場所に異常(内膜ポリープ、粘膜下筋腫、子宮内膜炎など)がないかを直接観察することができます。また、卵管の入り口までカメラを近づけ、色のついた水を注入することで直接卵管の通過性を確認できます。痛みはほとんどの方がありませんが、ご希望の方は、検査前に痛み止めを使用することができます。検査後はモニターで検査の結果をお話いたします。
(13,000円 税込自費 別途再診料、薬剤料)

診察室モニター 診察室モニター

女性不妊の主な原因

  • 排卵因子:卵子が卵巣から排卵するの過程に問題がある。
  • 卵管因子:卵管の通りが悪く、卵子と精子が卵管内で受精できない。
  • 子宮因子:子宮筋腫や子宮の発育不全等のため子宮内腔の形が変形していたり、子宮内腔の炎症のため、受精卵が着床できない。
  • 卵の因子:加齢による「卵の質の低下」によって妊娠率が低下する。

男性不妊の主な原因

  • 性機能障害:性交渉の際、ED(勃起障害)などにより腟内に射精ができない。
  • 造精機能障害:精子を造るはたらきに問題があり、精液中の精子数が少ないか(乏精子症)、全くみられない。あるいは動いている精子の割合(運動率)が少ない(精子無力症)。
  • 精路通過障害:精子を運ぶ通路の通りが悪く、精子が出てこられない状態。

男女が原因となる場合

抗精子抗体:女性側の免疫機能により、体内に入ってきた精子を異物と認識して受け付けないため、精子が子宮内腔に入れない、あるいは受精しない。

原因が不明な場合

原因不明不妊:男女ともに様々な検査を受けても、これといった不妊原因がみつからない原因不明不妊の方が、不妊症である夫婦の15~25%いると言われています。治療を始めたばかりの頃の検査では原因が不明でも、治療を進めていくうち、次第に原因が明らかになることもあります。身体的負担を少なくし、効率の良い治療法から選択していきます。

不妊検査

妊娠の妨げになっている原因が何かを調べる一般的な検査をいたします。女性の不妊検査はおもに月経周期に合わせて行います。その結果不妊症の原因が推定できれば、それに対応して治療方針を立てることが可能です。

感染症スクリーニング検査

出産の際に母子共に影響を受けるとされる感染症に罹っていないかどうかを調べます。具体的には、B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒の検査を行います。

クラミジア抗体検査

クラミジアは性感染症のひとつですが、女性が感染すると自覚症状がないため長期化しやすく、不妊や卵管妊娠になる場合があります。感染すると子宮頸管が炎症を起こし、症状が進行すると子宮内膜、卵管の炎症を起こすようになります。卵管の炎症は卵管閉塞につながり、不妊の原因になると言われています。検査は血液検査で抗体を調べる方法となります。

甲状腺機能検査(TSH・fT3・fT4)

排卵や流産に関係します。

甲状腺から分泌されるホルモンの働きを調べる血液検査になります。
甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝や成長の促進に関わっているのですが、同ホルモンは多すぎても、少なすぎても不妊や流産の原因になると言われています。治療することで妊娠しやすくなります。検査項目は、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、fT3、fT4(遊離サイロキシン)です。

風疹抗体検査

風疹抗体は下がることがあります。

風疹ウイルスに対する免疫の有無を調べる検査で採血にて行います。妊娠初期に風疹に感染した場合、それが胎児にも感染してしまうおそれがあり、胎児に心臓奇形や聴力障害、白内障、発達障害などの先天異常が起こることがあります。未検査や最近検査をされていない方は、一度は検査を受けて確認する必要があります。またパートナーのいる方は一緒に受けられることをお勧めします。

経腟超音波検査

小さいプローブで挿入時の違和感を軽減。

経腟超音波検査

高い周波数の音波を用いて、身体の中の状態を調べる検査が超音波検査です。X線のように人体に影響を及ばすことはなく、3~4分ほどの短時間で行うことができます。
経腟超音波検査では、膣内に挿入することで、子宮や卵巣の近くまでプローブを当てることができ、経腹超音波と比べてより鮮明な画像で子宮や卵巣の状態や子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症などの有無を確認することができます。
また当クリニックでは、一般のプローブより小型で高性能の検査機器を使用しており、挿入時の不快感を軽減いたします。

超音波下子宮卵管造影検査(フェムビュー)

当院では、X線を使用しない超音波を用いた卵管疎通性検査を実施しています。
フェムビューは、第2子ご希望の方に推奨としております。
フェムビュー(混合造影源)を用いた子宮卵管疎通性検査のメリットは以下の通りです。

超音波下子宮卵管造影検査(フェムビュー)

放射線被ばくがない

X線検査を施行する子宮卵管造影とは違い、当院では、放射線を使用しないため、子宮や卵巣への放射線による影響がなく安心です。

高い診断性能

超音波子宮卵管造影は、X線子宮卵管造影検査と比較し、同等の高い診断性能と評価されています。

妊娠率、疎通性回復の向上

子宮卵管造影検査のあと妊娠した、という話を聞いた方がいるかもしれません。卵管検査は、検査と同時に検査によって卵管を通りやすくする効果もあるといわれています。軽度な卵管狭窄や疎通性障害の場合、検査後卵管が通りやすくなり、今まで妊娠しなかった方も自然妊娠や人工授精によって妊娠する場合があります。超音波子宮卵管造影検査でも、その効果は変わりません。

ヨード造影剤禁忌患者様にも使用可能

ヨード系造影剤を使用した検査では、従来行えなかった甲状腺疾患のある患者様にも、フェムビューを使用した検査では行うことができます。

痛みが少ない

従来の造影剤検査では、半数以上の方が検査時に強い痛みを感じていました。それは、造影剤に含まれる成分が腹膜刺激症状を引き起こすこと、卵管が狭くなっているところに造影剤を急速注入することによる痛みです。超音波卵管造影検査では、患者様の様子をみながら注入することができ、造影剤の性質上刺激の少ないものを使用しています。ご希望により、鎮痛剤を使用することができます。(痛みには個人差があります。)

短時間での検査が可能

X線検査を使用した検査では、通常2日間にわたる検査、放射線室の予約可能な日程での検査と日数に制約があります。超音波子宮卵管造影検査は、通常の外来での検査が可能です。そのため、比較的予約が取りやすくなっております。(診療日毎日施行可能。月経終了後、排卵日前の検査。検査する日の周期の月経より検査日まで避妊が必要です。)また、その場で検査結果を聞くことができるため、あらためて結果を聞きに来院する必要はありません。

施行時間 約15分

料金 14,700円(税込み、自費診療)
(診察、検査、結果お話し、薬剤が含まれます)
別途、再診料(2,100円 税込み)が必要です。
予約可能な日:診療日いつでも可能。(時間は要相談)
X線による子宮卵管造影検査(保険診療)をご希望の場合は、他院へご紹介いたします。

高温期検査

既存体位音高温期の6~8日目に行います。超音波検査と採血があります。
妊娠を維持していうための黄体ホルモンの分泌状態を測定します。

ホルモン検査4種類(E2・FSH・LH・PRL)

妊娠に関わるとされる4種類のホルモンである、E2(エストロゲン)・FSH(卵胞刺激ホルモン)・LH(黄体形成ホルモン)・PRL(乳腺刺激ホルモン)を血液検査で測定します。
総合的な卵巣機能を評価します。

精液検査

パートナーの方へ。より高度な精子評価。

不妊の原因の約半数は男性側にあると言われています。同検査は、男性不妊症の診断・治療において最も基本的な検査であり、精液の量や濃度、運動率、精子形態などを調べます。
精子は射精された時に数億あっても子宮卵管内を通過する間に、より速く直進する精子が生き残り、受精する卵に到達するのは100程度と言われています。当クリニックでは、一般精液検査項目に加え、直進精子運動率や平均精子速度などを計測し、より詳しい受精能力評価をします。また精液検査は体調などに影響されやすい検査です。異常があった場合、2回の検査をおすすめします。

2~5日程度の禁欲後、検査を受けることをおすすめいたします。

精液の持ち込みは、8時から可能です。最終持ち込み時間は以下の表をご覧ください。

精液検査 17:00
持参
(17:30
診察)
17:00
持参
(17:30
診察)
11:00
持参
(11:30
診察)
18:00
持参
(18:30
診察)
17:00
持参
(17:30
診察)
13:00
持参
(13:30
診察)
人工授精 16:30
持参
(17:30
診察)
16:30
持参
(17:30
診察)
10:30
持参
(11:30
診察)
17:30
持参
(18:30
診察)
16:30
持参
(17:30
診察)
12:30
持参
(13:30
診察)
精液検査

※混雑状況によっては、1時間以上お待ちいただく場合がございます。ご了承ください。
※結果は奥様が聞くことも可能です。

フーナーテスト

排卵日の深夜または早朝に性行為を行い、翌日の朝受診していただきます。性交後に腟に射精された精子の数と動きを調べます。頸管粘液中に運動している精子がいるかどうかを確認し、子宮内に十分な精子が侵入しているかを判定します。粘液中に精子が確認できなければ無精子症や抗精子抗体、子宮頸管炎などが疑われることもあります。禁欲3~5日、射精後2~4時間以内の検査をおすすめします。

オプション検査

抗精子抗体

血液中に、精子に対する免疫が存在しないか検査します。

AMH(抗ミューラ管ホルモン)検査

卵巣の予備能を調べる検査です。AMHは、前胞状卵胞から多く分泌されるホルモンです。この数値が高いほど発育のために準備されているとされる卵胞が多くなり、卵巣予備能のマーカーとして普及してきました。低値の場合、妊娠できないというわけではなく、治療方針を決めるうえでの判断材料となります。

子宮頸がん検診

子宮がんとは、子宮にできるがんの総称で、主に子宮頸がんと子宮体がんがあります。当クリニックでは不妊検査のスタートの時に、子宮頸がん検査をおすすめしています。
子宮頸がんは、子宮頸部と呼ばれる子宮腔と膣がつながっている部分に発生するがんです。子宮の入り口付近に発生することが多く、検査で見つけやすいがんとしても有名ですが、初期では自覚症状が見られないことから、早めに検査をしておく必要があります。
検査ではブラシなどを使用して子宮頸部の表面細胞をこすって採取するため、通常痛みを感じることはありません。異常が認められた場合、高次医療機関へ紹介いたします。

国分寺ウーマンクリニック

診療内容
不妊治療 産婦人科 婦人科
住所
〒185-0012
東京都国分寺市本町4丁目1−9
国分寺本町クリスタルビル5階
アクセス
国分寺駅北口より徒歩2
電話番号
042-325-4124

診療時間

日祝
9:00~12:00
13:30~15:00
15:00~18:00

休診日:水曜・土曜午後/日曜/祝日
月~土:採卵または移植周期の方は8時より血液検査可能
★:処置等
☆:木曜午後診療19:00まで
○:土曜診療14:00まで
婦人科:平日10:00~12:00/
15:00~17:00(水曜午前のみ)
お子様連れ(要電話予約):月曜・木曜 15:00~15:30
予約制になります。事前にお電話またはインターネットからご予約ください。
月初めは保険証をお持ちください。

※コロナ感染症予防の観点から、原則、受診者のみのご来院でお願いしております。